国土交通省海事局は8日、3月に決定した「エコシップ・モーダルシフト事業」の実施を受け、7月に「エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会」を設置。その中で、エコシップマーク(商標登録中)の使用を通じて、船舶を利用したモーダルシフトをアピールする事業の実施要領などを策定し、9月8日から優良事業者の募集を開始する。
「エコシップ・モーダルシフト事業」は、一般貨物の輸送に関し、荷主企業や物流事業者を対象として、環境負荷が少なく省エネ・CO2排出削減に効果のあるフェリー、RORO船、コンテナ船、自動車船を一定程度利用するモーダルシフト優良事業者を選定し、エコシップマークの使用を認めることで海運事業者と荷主企業などが一体となって海上輸送へのモーダルシフトを促進するのが狙い。
エコシップ・モーダルシフト事業優良事業者の対象は、荷主企業および物流事業者で、申請者は同事業実行委員会参加事業者としている。申請方法については、申請者がエコシップ・モーダルシフト優良事業者推薦書と推薦調査書を各事務局へ提出する。事務局は、フェリー事業者が日本長距離フェリー協会、RORO船・コンテナ船・自動車船事業者は日本内航海運組合総連合会第一事業部となっている。優良事業者の認定審査は書面によって行い、「選定委員会」で選定の上、11月ごろ事務局から申請者に対して文書で通知する予定。また、特に貢献度の高い優良事業者については海事局長表彰を行い、そのほかの優良事業者もホームページ(準備中)などで公表する。
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▽対 象: |
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荷主企業および物流事業者 |
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▽申請者: |
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エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会 |
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参加事業者
フェリー事業者:オーシャン東九フェリー、川崎近海汽船、関西汽船、四国開発フェリー、ジャンボフェリー、商船三井フェリー、新日本海フェリー、瀬戸内海汽船、太平洋フェリー、ダイヤモンドフェリー、阪九フェリー、東日本フェリー、宮崎カーフェリー、名門大洋フェリー RORO船・コンテナ船・自動車船事業者:井本商運、川崎近海汽船、近海郵船物流、栗林商船、商船三井フェリー、鈴与海運、大王海運、トヨフジ海運、日藤海運、日本海運、八興運輸、フジトランスコーポレーション、プリンス海運、マロックス |
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▽推薦書および推薦調査書の提出先 |
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フェリー事業者
日本長距離フェリー協会(電話03-3265-9685)
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-3 アーバンBLD麹町
RORO船・コンテナ船・自動車船事業者
日本内航海運組合総連合会 第一事業部(電話03-3263-4630)
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル |
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▽募集期間: |
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2008年9月8〜26日 |
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▽ホームページ(http://www.ecoship.jp): |
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8月末開設予定 |
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▽エコシップマーク使用期限: |
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許可された日から2年間 |
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