令和2年度
「エコシップマーク」
国土交通省海事局長表彰
優良事業者一覧






船社
(推薦者)

優良事業者

概    要

荷  主

物流事業者
主要輸送品目
1
太平洋フェリー(株)
「海運モーダルシフト大賞」
五十鈴東海(株)
/自動車メーカー用「薄鋼板」
「海運モーダルシフト大賞」
日本通運(株)名古屋南支店 名古屋製鉄事業所


 五十鈴東海(株)は、2018年に東北の自動車部品の原料となる「薄鋼板」の供給を開始する事となった。本輸送は地球環境を考える大手自動車メーカーへの原料供給であることや、今後東北地区への輸送量増加を鑑みて、同社では「地球環境や遠隔地納入を考慮した輸送形態の確立」が必要と判断し、モーダルシフト実現に向けて本格的な検討を開始した。物流事業者からの提案を受けて、製品輸送の大半は「名古屋港~仙台港」を利用したフェリー輸送へ切り替える事とした。また、更なるCO2削減効率を向上させるため岐阜と静岡の各出荷拠点から名古屋港までの輸送距離を考慮し、陸上走行距離が短い岐阜の拠点の出荷割合を向上させる施策を実施し大幅なCO2削減を実現させた。
 日本通運(株)は、東北向け輸送サービスの実施にあたり、開始当初からトラックによる陸上輸送の他に環境問題や乗務員不足に対応するため、無人化が可能なセミトレーラーによるフェリーを利用したモーダルシフトを提案、また、本輸送にあたって、サイズの小さい切り板の集合体の「荷ずれ」を防止するため、出荷時の梱包方法や安全な積みつけ方法を独自に構築し荷主企業に提案。また、サイズや重量の大きいコイル輸送においては専用の資材選定に加え、3軸の増トンセミトレーラーを導入するなど荷主企業の出荷重量要望にも柔軟に対応できる体制を整え、安定したモーダルシフトを実現した。
2
(株)名門大洋フェリー
全農チキンフーズ(株)
/ブロイヤー

(株)マキタ運輸



 全農チキンフーズ(株)は、JA全農のグループ会社として、宮崎県・鹿児島県・岩手県に生産拠点を置き、各県の子会社とともに生産から処理・加工・販売まで一貫して手がけているが、近年の健康志向の高まりによる鶏肉需要に支えられ、産地での生産量は年々増加している一方で、輸送問題は大きな懸念となっていたことから、物流会社の提案するフェリー輸送へのモーダルシフトに賛同し、関西方面向けトレーラーによる大量輸送に取り組みCO2の削減に貢献した。
 (株)マキタ運輸は、南九州地区の温度管理が必要な商品(農畜産物・乳製品・冷凍加工食品等)を、主にトレーラーを使用した輸送を行っているが、環境問題への取り組み、改善基準告示へ対応する為、荷主様へフェリー輸送(無人航走)を推進し、順次切り替えを行っているところであり、トレーラー輸送を検討するにあたってパレット化と専用ラックによる2段積みにより、パレット40枚(24t)を積載可能とすることで、全体の作業時間の大幅な短縮に成功、また、モーダルシフトを提案し、環境問題に取り組んでいる。   
3
太平洋フェリー(株)
(株)おやつカンパニー
/菓子・食品
トランコム(株)
久喜ロジスティクスセンター


  (株)おやつカンパニーは、ベビースターラーメンをはじめとする主力取扱製品のアイテム数が増加し、これに伴う各幹線輸送量の増加に対応するための施策を講じる事となった。東北向けに関しては輸送距離も長く、物量を補うトラックの確保が困難となったのを機に、「安定した輸送体制の確立」と「地球環境に配慮した輸送体制の確立」をテーマにモーダルシフトの検討を重ね、東北向け幹線輸送の一部をフェリー輸送に切り替えることとした。 
トランコム(株)は、荷主企業の東北向け幹線輸送を担っており、顧客の要望に対応するため、トラックによる陸上輸送便とのリードタイム格差による納入逆転を補うため、週末出荷分をフェリー輸送によるモーダルシフトの対象とした。また、製品アイテム数の増加に伴いケースサイズも様々となり週末出荷増量にも同時対応するため、フェリー輸送便に対しては、荷台容積の多い中低床タイプの車両を導入する事とし、各製品サイズや出荷ロットに合わせた積み込み計画の策定により積載効率を向上させ、モーダルシフトを取り入れた安定輸送を実現した。
4
近海郵船(株)
味の素(株)
/食品

F-LINE(株)

 味の素(株)のモーダルシフトへの取り組みは1995年より開始され、2013年以降は500㎞以上の長距離輸送において船舶輸送を強化している。現在では、関東地区から北海道・関西・九州地区、関西地区から九州地区、中部地区から九州地区への製品輸送に船便を使用している。今回中部地区から北海道地区への船舶ルートを新たに追加し、特に日本海側のルートを起用したことでバランスのとれたエコ輸送のネットワークを広げた。
F-LINE(株)は2019年に食品メーカー5社の出資により、関連する 物流会社の機能を再編し発足した。以前からモーダルシフトに取り組んでおり、ここ数年においては特に船舶輸送の使用比率を高めている。トレーラーによる海上輸送に切り替えていくことで、省人化・輸送効率の向上を可能とし、更なるCO2排出量の削減を目指している。
   
5
川崎近海汽船(株)
ネスレ日本(株)
/流動食

鈴与カーゴネット(株)


 ネスレ日本はお客様やペット、そして社会に対し高品質で安全な食品・飲料を提供するという重要な役割と責任を担っている。また安全でおいしく、心にも体にも優しく環境に配慮された製品を確実に顧客にお届けすることに努めている。自社の製品輸送において環境へ配慮した輸送を実践しており、今回新たに九州からの船便輸送を導入する事で更なるCO2削減を実現した。
 鈴与カーゴネット(株)は、お客様に物流を切り口としたソリューションを提案し、多様な物流ニーズに応えている。国内輸送では海上輸送を提案し、「環境負荷の低減」・「物流コスト競争力強化」・「労働力不足及び乗務員不足の解消」等の課題解決に努めている。   
6
川崎近海汽船(株)
モンデリーズ・ジャパン(株)
/お菓子

鈴与(株)食品物流事業部
鈴与カーゴネット(株)

 モンデリーズ・ジャパン(株)は、150か国で親しまれるお菓子会社のモンデリーズ・インターナショナルの一員であり、1960年に日本での事業をスタートし、半世紀以上にわたる日本で愛されるブランドを送り出してきた。「クロレッツ」、「リカルデント」、「オレオ」、「リッツ」等を代表とし、ガム事業に於いては国内第2位のシェアを占めている。今回は同社輸入菓子製品の輸入港を既存の名古屋・横浜から清水に集約した上で、九州向けに関しては陸上輸送をRORO船にモーダルシフトした。この様な輸入と国内輸送の組み合わせによるモーダルシフトの取り組みは今後の物流展開の新しい指標となるのではないか。
 鈴与カーゴネット(株)は、お客様に物流を切り口としたソリューションを提案し、多様な物流ニーズに応えている。国内輸送では、海上輸送を提案し、モーダルシフトを推進することにより「環境負荷の低減」・「物流コスト競争力強化」・「労働力不足及び乗務員不足の解消」を図っている。
7
(株)フジトランス コポレーション 
オリオン機械(株)
/酪農機械

センコー(株)

  オリオン機械(株)は戦後の創業期から国産初の製品を多く手掛け、近年は得意とする空調機器と省エネ技術を進化させ、地球環境に配慮した製品開発を進め着々と製品化している。その一例として、水素ステーション向けのチラー、熱交換器を開発し、全国へ多数納入されている。また、ISO14001 認証に加え、本年8月にはSDGs推進企業としての登録申請も終え、全社で温暖化防止や省エネ活動に取り組んでいる。今回は、千歳工場で製造している酪農機器の西日本エリアへの配送に於いて、RORO船を利用することで大幅なCO2削減を実現した。
センコー(株)は、国内外のサプライチェーンマネージメント構築へ向けた効率的な物流システムの確立、地球に優しい循環型社会実現への貢献、国際化への体系的な物流システム構築など、お客様企業・社会にとって常に役立てるロジスティックのベストパートナーを目指している。貨物自動車輸送事業では、貸切輸送から積合輸送までお客様の物流・商品形態に合わせた輸送システムを提供している。海上運送事業・鉄道利用運送事業では、フェリー・RORO船・コンテナ船・液アン船などを利用した海上輸送や幹線に鉄道も利用し効率的なモーダルシフト輸送を積極的に推進している。
 
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